Interview

スタッフインタビュー

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「生活の中に入るリハビリ」を選んだ日。 -OTが訪問リハビリに取り組む価値-

2026/2/18

「プラスト訪問看護ステーション(リハビリ部門)」で働く、作業療法士の平松さん。病院勤務を5年、老健デイでは約2年半の経験を経て、転職を期に「いつか行きたい」と思っていた訪問の世界へ飛び込みました。
今回は、入職のきっかけや訪問への想い、作業療法士としての関わり方、そしてリーダー昇進後の心境の変化についてお聞きしました。


訪問なら、その人の生活に合わせた介入ができる

―PLASTに入職したきっかけを教えてください。

最初は岡山県内で転職先を探していました。
ただ、自分の中で「ここに行きたい」と思える場所があまりなくて。
「どうせなら範囲を広げてみよう」と思って転職活動をしていたときに、PLASTを知りました。
ホームページを見て、「いろいろ経験できるところなのかな」と思ったのが大きかったです。

―求人サイトやSNSではなく、最初に見たのはホームページだったんですね。

はい。最初はホームページ一発目でした。
「神戸 リハビリ」で調べて見つけた記憶があります。

―そもそも、訪問リハビリで働きたいと思ったきっかけは?

実習で訪問の事業所見学に行ったときが大きいです。
当時は、病院で生活の話を聞くことはできても、具体的な想像には限界があると思っていました。
でも実際に実習で利用者さんのお家に伺うと、その方の生活がすごくクリアに見えてきたんです。
利用者さんの生活を知って「生活に合わせた介入ができる」ところに魅力を感じて、訪問リハビリで働きたいと思いました。

「正解」を教えるんじゃない、相手のやり方に合わせていく

―訪問ならではの“生活への介入”に取り組む中で、印象的だった出来事はありますか?

例えば、利用者さんの調理訓練ですね。
病院でも調理訓練を行いますが、訪問リハビリだとキッチンの配置も道具もお家によって違いますし、その方の調理のやり方自体も全部違う。
私が「こうした方がいい」と思って勧めた訓練や指導も、利用者さんによっては受け入れられないこともあります。
なので、「訓練のために包丁を使う」というより、その方が普段しているやり方で、どうすれば上手にできるかを一緒に考えていく必要があります。

―例えば、どんなときに利用者さんとのギャップを感じましたか?

ある時、細かい動きが苦手な利用者さんが小銭を出すのに困っていて。
「今はカードもあるし、カードはどうですか?」と提案したんですが、その時は全然納得してもらえなくて。
どうしても「現金で支払いたい」という方でした。
機能面だけで「この方法が良い」と考えて伝えても、その方にとってはそうじゃないこともあるんだと感じました。

―PTスタッフも担当している利用者さんのリハビリを行う場合もあります。PTとOTでは、リハビリの何が違うと思いますか?

リハビリの目標自体は同じ方向を見ていることが多いですが、PTさんは運動が得意で、私はOTなので気持ちの面や不安、家の中で不安に感じている部分をどうフォローするか、対話を大事にしながら関わることが多いです。

長く関わるからこそ、新しい一面が見えてくる

―訪問リハビリでは、同じ利用者さんと長く関わるケースも少なくありません。長期的な関係の中で感じるやりがいはありますか?

利用が続いている方は、リハビリで身体状態を「維持できている」という意味では良い状態だと思っています。
それに、長く関わっているからこそ、利用者さんの深い部分だったり、「そんなことしてるんだ」という新しい一面が見えることもあります。
そこは同じ利用者さんと長く付き合う中で、私が面白いと感じる点ですね。

―利用者さんがゴールを達成した後は、何を考えますか?

私の場合は、「今の状態をどうやって維持するか」をすごく考えます。
高齢者の方はちょっとした気持ちの変化で鬱っぽくなったり、引きこもりがちになって活動量が落ちてしまうこともあります。
身体機能だけじゃない側面も含めて、どうすれば今のまま維持できるかを考えています。

「フラッと行ける場所」があれば、もっと広がるかもしれない

―訪問リハビリの利用者さんが「こうなったらいいな」と思う理想はありますか?

理想としては、訪問リハビリだけを利用している方が、デイサービスなどのイベントに参加できる体制を用意できたらいいなと思っています。
訪問を利用されている方の中には、外との関わりが少ない方もいるので。
ただ、これを実現するには課題が多くハードルも高いです。
それに、身体機能的にはデイサービスに行けそうな方でも、デイサービスなどの集団行動が苦手で訪問リハビリを選んでいる方も多い印象があります。
必ずしも積極的にコニュニティに参加したい方だけではないのかな、と…。

リーダーになって、「責任」の捉え方が変わった

―入職から比較的早い段階でリーダーに昇進しましたが、決まった時は率直にどう感じましたか?

正直、自分がやると思っていなかったですし、リーダーの適性があるとも思っていなかったです。
利用者さんに限らず人を観察するのは好きで、「この人はこういうの得意そう」みたいに見えたり気づくこともあるんですけど…。
周りの人をどう動かしていくか、その時どんな声をかければいいかは、多くのスタッフが同世代だからこそ難しいと感じています。

―リーダー研修で印象に残っていることはありますか?

「責任」という言葉の捉え方の話が印象に残っています。
起こってしまったことに責任を取るというより、これから起こることに対してどう責任を取るかを考える、という責任の捉え方ですね。
その考え方を知って、少し気持ちが明るくなったというか、軽くなりました。

―リーダーをやってみようと思ったきっかけはありますか?

徐々に業務を任されることが増えていく中で、ふと「あれ、私すごい任されてるな」と感じたことがあって。
「これは期待されているのかな」「私にも何か可能性があるのかな」と思ったんです。
そんな時、特にチーフのYさんが「平松にお願いしようと思う」と言ってくれたのが一番大きかったです。
Yさんは普段人を褒めるタイプの方ではないので、「この人が言うなら…!」という気持ちになって、やってみようと思いました。

OTとして、地域に出ていく強みは「精神科領域」

―OTが地域に出ていくとき、どんなスキルが求められると思いますか?

OTの強みである、精神科の領域に踏み込めるという点はかなり大きいと思っています。
私自身、学生時代に精神科の仕事に進みたいと思っていた時期もありました。
でも病院実習を経て、「この道に進むと自分が潰れてしまうかもしれない」と感じて一度諦めたことがあります。
それでも、プラストの訪問に転職して久しぶりに精神系の方と関わってみた時、「やっぱりこの領域も通して人と関わりたい」と感じましたね。

これから精神科的な視点での支援を必要にされる方々は増えていくと思うので、そこを支えられるOTがいることは良いのではないでしょうか。

2026/2/18

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